2023年3月母校設立100周年

母校保善高等学校は2023年3月、学校創立100周年を迎えました。引き続き、卒業生皆さまからの募金事業のお力添えを宜しくお願いいたします。

学校の沿革

 母校誕生の母体は、大正5年4月に設立された私立東京植民貿易学校で、初代校長は新渡戸稲造であった。
 大正7年7月、東京府教育会はこれを附属として継承、さらに12月には、当時の安田保善社の安田善三郎総長が出馬、財団法人東京植民貿易学校を、基金10万円を以て創立し、文部大臣の認可をうけた。また当時既に大磯に隠居されていた初代安田善次郎翁が「貿易」とは別に一般普通商業教育の必要(実学尊重)を熱心に主張されていたのを翁の逝去後、当時の浜野虎吉学監が「報本反始」の精神をもって翁の遺志をつぎ、大正12年3月東京保善商業学校を併設した。
 昭和11年3月、東京保善商業学校と東京植民貿易語学校を経営する保隣実業教育財団が新たに設立され、校舎の移転、学制改革に伴う校名の改変等幾多の変貌はあったが、安田家の純正純美な社会奉仕の美学と浜野虎吉先生が唱導実践された、「報本反始」の建学の精神とは忘れることの出来ないところである。翁の令息(四男)で大震災の折、本所横網で逝去された安田善雄氏の誕生日11月9日を創立記念日として選んだのも、報本反始の精神によるものである。

学校の略史

大正5年4月 東京植民貿易語学校 創立
大正12年3月20日 東京保善商業学校  創立
昭和23年4月 学制改革により普通科を併設して東京保善高等学校に改称
昭和47年4月 校名を保善高等学校と改称
平成25年3月 学校創立90周年
平成27年8月 校庭を人工芝に改修
令和5年3月 学校創立100周年

本校所在他の変貌

大正12年3月~大正12年9月 神田区錦町1-20
大正12年10月~大正13年3月 上野輪王寺
大正13年3月~昭和17年3月 本所区横網4-2
昭和13年4月~現在に至る 新宿区大久保3-6-2